リウマチセンターのご紹介

診療・各部門

平成26年度4月からリウマチセンターを開設いたしました。平成8年に前身の湯河原厚生年金病院・リウマチ科として開設されて以来、今までのべ5000人にもおよぶリウマチ患者様の治療にあたってまいりました。当病院のリウマチ診療がますます多くの方々の支えとなるべくリウマチ性疾患のすべてに対応できるようにリウマチセンターを開設する運びとなりました。平成25年4月にリウマチ・膠原病専門の河﨑医師を副院長にむかえ、内科系診療の充実をはかり、リウマチセンター開設の準備をしてまいりました。同時に人工関節センター・脊椎脊髄センターも開設いたします。整形外科・リウマチ科・内科が協力して患者様の診療に各々の専門性を充分に発揮できるよう努めていく所存です。

施 設 概 要

神奈川県西部の気候温暖な小田原と熱海の間に位置する湯河原温泉に昭和21年に整形外科診療を主体とした診療所として設立されました。以来、おもに東京大学医学部整形外科医局の関連病院として地域に先駆けた高度な医療を提供してまいりました。平成8年にリウマチ科を設立し現在では常勤医師が外科系専門医4名、内科系専門医2名、病床数45、月間外来患者数が600名に達するこの地域最大のリウマチセンターです。診療は 整形外科系の医師と内科系の医師の区別なく行われており、またその連携がよくとれていることもあって、薬物治療や合併症にも素早く対応が可能です。  最新治療のレミケード・エンブレル・アクテムラ・オレンシアをはじめとした生物学的製剤、メソトレキサートを中心とした薬物療法、人工関節手術、手や足、足趾の形成術など外科的分野でも最先端の高度な医療を提供しております。  湯河原病院の入院施設には約20名の理学療法士・6名の作業療法士・2名の義肢装具士が常駐し、広い体育館を含めた専門施設で充実したリハビリテーション医療が行われています。また、関節リウマチ患者に対する専門性の高い看護を実践するためのリウマチ認定看護師が12名(日本でトップクラスの人員です)おり、これに加え薬剤師、検査、放射線部門などが一致協力してリウマチトータルケアを強力に実践しています。

リウマチセンターとは

湯河原病院リウマチセンターは内科系の医師と整形外科系の医師とが科の領域をこえ、関節リウマをはじめ全身性エリトマトーデス、強皮症、多発筋痛症などの膠原病などを専門に治療する施設です。医師、看護師、理学療法士などで構成された専門集団がリウマチの”生涯治療”をモットーに発症初期の治療から晩期の治療まで、薬物治療から外科的治療まで、リハビリテーションから装具的治療までを総合的に行います。

担当医師

外科系

  • リウマチ科診療部長 十字 琢夫

内科系

  • 副院長 河﨑 寛

診察スケジュール

リウマチセンター 外科系 十字 琢夫 十字 琢夫 内尾 明博 十字 琢夫
内科系 河﨑 寛 河﨑 寛

対象疾患

関節リウマチ、全身性エリトマトーデス、強皮症、皮膚筋炎、多発性筋炎、全身性変形性関節症、IgG4関連疾患、自己免疫疾患、リウマチ性多発筋痛症、変形性股関節症、変形性膝関節症、臼蓋形成不全、大腿骨頭壊死、へバーデン病 など