病院長挨拶

 incho-logo

 JCHO湯河原病院は、1946年(昭和21年)に設立された、財団法人年金保険厚生団整形外科療養所(85床)をルーツとしています。1956年(昭和31年)に湯河原町宮上に拡張移転しました。東京大学整形外科学教室の重要な関連病院として長年、当地と周辺地域の運動器医療を支えてまいりました。2014年に社会保険病院、厚生年金病院、船員保険病院の3つが統合され、地域医療機能推進機構(JCHO)のもと、JCHO湯河原病院として、再スタートしています。“地域の住民、行政、医療機関と連携し、地域医療の改革を進め、安心して暮らせる地域づくりに貢献します”というのがJCHOの掲げる理念であります。  前 湯河原厚生年金病院は坂道途中にあり、運動器に問題を抱える患者さんにとってはきつい立地でありました。2020年に新築移転し、さらなる高度な専門医療を提供して地域住民の健康増進にお役に立てるべく職員一丸となって日々活動してきております。  私は2024年4月より、高取吉雄 前病院長の後任として着任いたしました。当院はリウマチセンター、人工関節センター、脊椎脊髄センターを基幹としてより高度な医療を提供してきています。優れたリハビリテーション部門、義肢装具士を擁するほか、骨粗鬆症、認知症、美容外科などエイジングに伴って発生する問題にも対応できるよう専門外来を設けております。一方で、まだまだ患者さんへのサービス、他の医療機関との連携など不足していることもあります。地域のクリニック、病院との連携を深めながら、患者さんにとって十分な医療を提供できるよう努力を続けてまいります。 なお、私自身は長年にわたり脊椎外科にかかわってまいりました。難易度の高い手術、最先端の脊椎手術ご提供の点でも尽力してゆく所存です。  湯河原はハイレベルの麺やパンにも見て取れますように良質の水を有し、清流と風光に恵まれた歴史深い町であります。広い地域からの皆様のご利用をお待ちしております。

JCHO湯河原病院 病院長 星地 亜都司(せいち あつし)